「hibi」が第32回すまいる愛知住宅賞を受賞しました

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山を楽しむ複合施設 「hibi」

もともと雑貨屋さんだった空き家を、一般財団法人古橋会が引き継いで、古橋会は物件所有者の立場から、「自転車の宿場町」というコンセプトでリノベーションしました。
かつて中馬街道(現在の国道153号線)の木橋があったとされる場所で、100年以上地域の玄関口になってきた建物です。
愛知県豊田市の中山間地域である稲武にて、本格的なリノベーションを行った画期的な事例です。

「hibi」では、家具工房『first-hand』が、宿泊業(民泊)と木工房を手掛けています。
「泊まれる家具屋」として自然豊かな稲武を満喫していただくことができます。

  • 営業のお知らせ
お部屋やご予約、営業日、営業時間、ワークショップ、冬季休業期間などは、お店のページからご確認ください。
©first-hand 2021
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「川辺と道の窓をもつ家」第32回すまいる愛知住宅賞 UR都市機構中部支社長賞 受賞!

すまいる愛知住宅賞」は、愛知県内において、新築、増築又はリフォームを行った、一戸建て、長屋建て又は共同建ての住宅の中で、「安心・安全な住宅」「高齢者に優しい住宅」「環境へ配慮した住宅」など、人や地域にゆとりと安らぎを与えるようなやさしい空間づくりを提案した工夫がなされている建物を表彰するものです。

第32回の本年は佳作を含めて8点で、hibi(川辺と道の窓をもつ家)は唯一のリノベーション物件のようです。

すまいる愛知住宅賞 (第32回)

愛知県報道発表

講評内容 hibi(川辺と道の窓をもつ家)

講評:審査委員 北川 啓介様(すまいる愛知住宅賞ページから引用)

風光明媚な旧宿場町の道と川の交差するほとりに建つ約100年前の木造3階建を、地元にゆかりのある建築主、住まい手、設計者、施工者が、基本計画から現場施工までを一致団結してリノベーションした物語のある作品である。もともとの建物が有した、一世紀前という建て方の規格に縛られにくかった時代的性格、加えて、山間という今も規律が強すぎない立地的性格、その両者を体験したい人々の民泊用の住まいへと仕立て上げている。ある種、地方での地縁による祭礼に似た営みの建築的体現と言っても過言ではない。現代の都市が羨むような意欲的な営為としても高く評価したい。

応募パネル

応募時のパネルは、すまいる愛知住宅賞(第32回)のページからご覧になれます。

設計者「TUNA Architects」の工夫

かつての中馬街道(現在の国道153号線)の稲武の商店街に面しつつ、川辺にも面する立地を生かして、道側と川側の両方に開かれた構成にすることで、商店街を通りゆく地元の方、エントランスで休憩している自転車乗り、ゲストハウス(オープンラウンジ)でくつろいでいるお客さん、工房で家具を制作している事業者さん、川辺で遊ぶ子どもたちといった、多様な人々をつなげるきっかけを与える。

かつての宿場町のように、この建物が中馬街道を行き交う人々を引き留め、人と人の関わりをつくる結節点としての役割を持つ場所になればと考えている。

リノベーションAfter
リノベーションBefore

TUNA Architects 森友宏 鈴木裕太

アトリエ系設計事務所出身の森友宏(もり ともひろ)さんと、元豊田市役所公共建築課の鈴木裕太(すずき ゆうた)さんによる建築設計事務所です。
愛知県瀬戸市を拠点に、企画では土地や物件の利活用、設計では住宅から店舗、オフィスビルまで幅広く提案することができます。

「hibi」にご協力いただいた皆さまと古橋会(古橋真人)の思い

一般的な不動産賃貸では、物件所有者が物件をリフォーム・リノベーションした後に、借り主さんを募集します。しかし、それではその物件に事業者(借り主さん)の「魂」が宿りにくいです。
今回は、計画段階から事業者となる『first-hand』さんとともに、この物件の未来について一緒に考えてきました。

もともと雑貨屋さんだった空き家に最初に足を踏み入れたときは、前途多難そのものでした。
設計を担当してくれたTUNA Architectsの森友宏さんと鈴木裕太さんは、既存部材を全部拾い出して、構造補強を検討してくれました。

安全祈願祭集合写真

また、今回携わっていただいた大工さんや工務店さんが凄腕だったのは本当に助かりました。
歪みもある既存部材との取り合いをうまく収めて、見る人が見ればオッと驚く細部のディティールも光ります。
稲武の地元の業者さんにも工事に関わっていただいていて、難易度の高いリノベーションながらも、しっかりとした仕事をしていただきました。

工事費を抑えるために、自分たちで塗装作業などを行いました。
自分たちというのは「hibi施工班」といって、この物件で事業を行う『first-hand』の松島周平さん知美さん一家、設計士の森さんと鈴木さん、土本自転舎の土本隆雄さんです。

リノベーション後には、稲武住民の方々に、この物件のことをよく聞かれるようになりました。
近隣の方々や旧家主さんのご理解とご協力にも助けられました。

「新しいタイプの場所」をつくることで、「新しいタイプの人」が立ち寄り、「新しいタイプの交流」が始まります。
チャレンジャーへの「敬意」と「理解」が、次のチャレンジャーを育みます。
古橋会は、チャレンジをする人が気分良くいられる環境づくりに、チャレンジをしています!

Special Thanks

一般財団法人古橋会の古橋真人の弟である古橋貞之氏には、今回のリノベーション事業に共感と理解をしていただき、古橋会に資金の援助をしていただきました。

彼は豪農古橋家の末裔にあたりながらも、Treasure Data, Inc.の共同創業者の一人として、シリコンバレーを中心に活躍するITエンジニアです。

空き家をリノベした「hibi」施工班が語る完成までの日々

とよたでつながるローカルメディア「縁側」さんに、詳しい内容を紹介していただきました。

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この記事を書いた人

私たちは、300年以上の歴史がある豪農古橋家の歴史と家訓「家は徳に栄える」を受け継ぐ財団法人です。
私たちは、豪農旧家、中山間地域、歴史や伝統文化など、古めかしくて時代遅れとみなされたものを、現代においても通用する形に磨き上げて、人と人との繋がりが人を支え、人間性に根ざした、与え合う社会の実現に貢献していきます。

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